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Androidプロジェクトの作成(Ver3.4対応)

掲載日:2019/05/04

概要

PC自動化(RPA)がスマートフォンと連携できるようになると、利便性や適応範囲が大幅に広がります。
前回は、Androidアプリを作るためのAndoroid Studioのインストール方法を紹介しました。
前回の記事はこちら:Android Studioのインストール方法へ
今回は、Androidアプリのプロジェクトの作成方法を紹介します。

1. プロジェクトの作成

1. Android Studioを起動して、Welcome to Android Studioを表示します。
2. メニューの一番上にある"Start a new Android Studio project"を選択します。
3. UIのイメージが出てくるので、とりあえず"Empty Activity"を選択します。
4. 作成するプロジェクトの名前などを入力します。
 Name:プロジェクトの名前です。"MyApplication"でも良いですが、後々わかりにくくなるかもしれないので、 ユニークな意味のある名前をおすすめします。

 Package name:パッケージの名前です。「って、パッケージってなんだ?」という疑問を感じる人も多いと思います。
パッケージとは簡単に言うとIDのようなもので、作成したアプリをデバイスにインストールするときや、 Google Playに登録する際の識別子として使用されます。
そのため、自分を表す固定の識別子と、アプリの内容を表す識別子を併記することをおすすめします。
後から変えることもできますが、変更は手間がかかるので、気を付けてください。

 Save location:見ればわかりますが、作成するプロジェクトを保存する場所です。
ちなみに、デフォルトでは
C:\Users\ユーザー名\AndroidStudioProjects
に保存されます。

 Language:使用する言語を選びます。JavaかKotlinかを選択可能です。
特にこだわりがなければ、Kotlinがおすすめです。
謎の強制終了の発生率がぐーんと下がります。

 Minimum API level:想定するOSバージョンを選択します。
前回のSDKの設定に合わせて選んでください。

 その他:とりあえず今回はデフォルトで問題ありません。

この状態でFinishを押すと、プロジェクトが作成されます。

2. プロジェクトの実行

上記の内容でプロジェクトを作成した場合、 "activity_main.xml"と"MainActivity.kt"が開かれた状態でAndroid Studioが立ち上がります。
"activity_main.xml"を選択すると、中心に"Hello World"と記載されたレイアウト画面がでてきます。
この状態で、右上の方にある再生ボタンを押すとプロジェクトを実行し、画面にHello Worldを出すことができます。
できるのですが、初期設定のままですと別の画面が表示されます。

3. エミュレータの設定

画面にHello Worldではなく、"Select Deployment Target"という画面が出てきた場合、実行する環境を選ぶ必要があります。
すでにAndroid端末を接続している場合には、対象のデバイスを選んでも良いですが、 ここでは、PC上で起動可能なエミュレータの設定方法について、紹介します。

1. "Create New Virtual Device"を選択します。
2. お好きな仮想デバイスを選んでください。Pixel2とかNexusSとか高級機もそろっています。
3. 仮想デバイスにインストールするOSを選んでください。
4. OSインストールに少し時間がかかります。
5. 仮想デバイスの名前とか設定を選んでください。デフォルトで問題ないと思います。

4. 実デバイスでの設定

実デバイスを使う場合、デバイスが開発モードでUSBデバッグが許可されていれば 必要なドライバが勝手にインストールされるので、簡単に使えるようになります。
憎たらしいくらい便利になりました。
なので、ここでは、デバイスを開発モードにする方法を紹介します。

ちなみに、Android端末は情報の塊です。
開発モードを有効にすることでセキュリティが甘くなる箇所も出てきます。
日常使っている端末でデバッグする場合には、各々リスク等を考え、慎重に実施してください。
もっともAndroid開発歴がもうすぐ10年のオジサンでも、問題が発生したことはありませんが。。。

1. デバイスの設定から、"端末情報"を選択
2. "ビルド番号"の項目を連打(10回くらい?)
3. 設定内に"開発者向けオプション"が出現
4. 設定をONにし、デバッグの項目からUSBデバッグを有効にする。
 あとは、USBでつなげてあげれば、アプリの実行環境のひとつとして選べるようになります。

まとめ

以上で、Android Studioのプロジェクト作成方法の紹介は終わりです。
この後は適当にアプリを作っていきます。